子供の行動の原動力は楽しい事、食事においては美味しい事です。
勉強やスポーツにおいて出来る様になる事は楽しさにつながります。
楽しければどんどんやるようになり、やれば当然うまくなります。
このスパイラルは逆もなりたちできないからやらない、やらないから出来ないという事になります。
子供はすばらしい才能をもって生まれてくると信じます。しかしその殻は固く、たとえ芽が出ても弱々しくすぐに枯れてしまいます。
親や回りの人の愛情・継続する練習目標への本人の強い意志などで、芽は成長していきます。
ある程度、成長すれば多少の困難に負けない木々に育ちます。そこまで成長させる事が親や周りの人たちの責任ではないかと思います。
文武不岐(ぶんぶわかれず)と言われる様に、子供にとって目標をクリアーにする達成感、出来なかった事が出来る様になる嬉しさ、
試合に負ける悔しさ、勝って喜びなどは勉強では得られない物があり、これらの体験は小学生の時が最適で挫けない心を育てる上で大切です。
一般に柔道とは相手を投げたり、抑えたり、絞めたりすることを思い浮かべますが嘉納先生は、「柔道は心身の力を最も有効に使用するみちである」と述べています。
単に柔道の技術を修得するだけでなく日常生活においても、心身を有効に使用する態度が大切です。
柔道の合理的な技術の修得により、体の小さなものでも、大きなものを制することができるとしています。
そして柔道を行うことにより、相手を尊重し、お互いに協力し、自分も相手と共に向上していくことが、世の中の役に立つと述べています。
柔道は体育、勝負、修身を同時に身につけることができます。
体育とは、受身をすることにより、自分を守る方法を身に付けることができます。
技を覚えることで、筋力、持久力を高め、敏しょう性、平衡性を養いバランスの取れた体力づくりができます。
勝負については、対人競技である柔道では、相手を尊重し、相手に勝とうとする気力を養うことができ勝負することを通して、自分が勝てるよう努力しようとする気持ちが出てくる。
修身については、正しい礼法を覚え、社会に通じる態度を身に付けることができ、厳しい練習を通して、忍耐、克己心、勇気、気力などの精神面の修行にもなります。
幼児、学童にとって友達と楽しく体を動かすことは、体の発育、心の発達に必要不可欠なことです。
人間の運動神経は小学生で決定してしまい大人のものとほぼ同じレベルになります。
アスリートの子供の活躍を見ると遺伝子によるものと思われがちですが、実際は後天的なものであり日々のトレーニングの結果と言えます。
幼児期のスポーツの基礎トレーニングの開始は4歳ぐらいから始められますがこの頃の子供はお母さんがそばにいて、一緒に遊ぶという配慮が必要です。
親がそばにいることにより、自由に安心して遊ぶことができます。はじめは、ゆっくり伸び伸び遊ばせ慣れてきたら子供どうしでいる時間を多くしていきます。
この頃の子供は体を動かして遊びたい盛りですが、集中力に欠けています。
しかし、本能的な動きや喜び、楽しさを利用し、個人の能力や技を自然に伸ばしていきます。
スポーツの基礎トレーニングをやるなかで自己中心から抜け出し、子供どうしで仲間づくりができるようになります。
チームの一員として、ルールやマナーを自然に覚えながら成長していくのです。
大切なことは、自然に喜んで、楽しく友達と体を動かすことです。そして少しずつ親から離れ子供どうしで遊ぶようになれば成功です。
「あの子は運動神経が良いから将来プロ~~になるかも?あの子は勉強は出来るけど運動神経は・・・・」
そんな会話を耳にする事があります。しかし脳内には運動神経という名の神経は存在しません。
良い悪いを決めるのは、神経そのものではなく運動に関する脳の伝達システムや学習能力の優劣を指すものなのです。
アスリートの親から生まれた選手達の活躍ぶりを見ると「運動能力は遺伝によるもの」と言う説が正しいのかと思えるが、実際は後天的のものが9割を締め環境因子の方が重要とされています。
伝達システムは10才くらいまでに決定していまい成人のものになります。
3才~10才位の年齢をゴールデンエイジと言い、その間のトレーニングは重要になります。
高校生になって勉強が出来る様になる子は、例外を除いて少ないといわれてます。
それ故に小学生高学年から中学にかけての勉強への取り組みは、その子の人生に大きな影響を及ぼします。
柿沼塾では中学生を中心に基礎英語、数学の学習会を行っています。勉強もスポーツも習慣作りが大切です。
習慣とはある行為を何回も繰返して行ううちに自然にそうする様になる事と有ります。
習慣には良いものと悪いものがあります。良い習慣には挨拶する、返事をする、早ね早起き、手を洗うなど、単なる日常のものから友達と仲良く遊ぶ、コツコツと努力する、嘘をつかない、諦めない、言い訳をしない等、数え上げたらきりがなく、反対に悪い週間もたくさんあります。良い習慣を身につける事はなかなか難しく気が緩むと元の黙阿弥なってしまいます。
一人でやる事は大変でも、みんなで一丸となってやれば出来ると確信しております。
柔道は体の大きい勝気な男子だけがやるスポーツではありません。
オリンピックや世界選手権を見ても女子や軽量級の選手も多く活躍しています。
中学では武道が必須教科になった事でわかる様に、合理的な技術の習得は体の小さな者でも大きい者を制する事が出来る事を物語っています。
また受身を覚えれば日常生活における転倒事故から身を守り、黒帯を取れる様になればチカンや不審者に対する護身にもつながります。
柔道は性別年齢を問わずに、その人の運動能力にあった柔道をする事ができます。
フランスでは格闘技としての柔道だけでなく、形も盛んに行われております。
一般には知られていませんが柔道の形はゆっとりとした動きで、しかも柔道着を着なくても出来るので女性の方や年齢を取った方でも気楽にでき、生涯スポーツとして最適です。
日時 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
4月 | 新規会員受付 | 柿沼塾 |
5月 | 各種大会参加 | |
6月 | 各種大会参加 | 指定体育館 |
7月 | 夏合宿 | |
8月 | 全日本少年柔道練成大会 (日本武道館) | |
9月 | 少年柔道大会 | |
10月 | 草加市市民大会 | 草加市記念体育館 |
11月 | 各種大会参加 | |
12月 | クリスマス会 大掃除 | 柿沼塾 |
1月 | 新年会(鏡開き) | 柿沼塾 |
2月 | 豆まき | 柿沼塾 |
3月 | 6年生を送る会 | 柿沼塾 |