草加市スポーツ健康都市記念体育館で「武道まつり」が開催された。
空手道・弓道・剣道・少林寺拳法・柔道の指導者が、それぞれの基本技や形を説明をしながら練習風景を披露した。
その後、集合した大勢の武道好きの老若男女が五班に分かれ、15分間ずつ体験稽古をしながら汗を流していた。
参加していた老人(子どもの親と思える男性)は、汗を拭きながら「こうやって無理せず、子ども達と身体を動かすことができて嬉しいですネェ」「日本古来の武道、何かやってみたいです」などと話していた。
2月21日午前10時から、埼玉県武道館で「柔道紅白試合」が開催された。
この試合は、埼玉県に在住・在学・在勤をし、柔道の練習を続けている優秀な少年柔道選手を捜し出す目的に開会されている。
試合は勝ち抜き試合により、好成績の勝利者が「柔道強化選手のワッペン」を戴く、熾烈な闘いでもあるそうだ。
今回の参加員人員は、小学生男女(1~6年生)857人、一般男女(中学生以上の初段・二段・三段)65人の合計922人が参加した。
我がチームの出場参加選手は6人。小学2年生のNくんが好成績を残し「柔道強化選手」となった。Nくん、おめでとう。益々頑張って下さい!
練習以上の実力を発揮したが、善戦むなしく敗れた選手も次回の「勝利」を目指し、更なる努力を続けよう!
試合の意義
「闘争本能」という言葉があるように、競争をすることは人間の本能であり、
それを無理に抑圧された人間は、いつかそれを爆発させてしまう危険があります。
スポーツや柔道の試合は、人間に本来備わっている欲求を、あるがままに認め、
ルールや礼儀に従って戦うことにより、攻撃的な性格を修行によって律する心を養い、
自立することが本来の試合の目的と言えます。
試合場に上がれば誰も助けてくれません、自分ひとりの責任で対処しなくてはなりません。
試合で現実に起こることは瞬時に判断し、
決断そして断行する必要があります。
それを誤ると窮地に追い込まれ、最悪の場合、試合に負けてしまいます。
確かに武道が戦場の武闘術だった時代は、負けは死を意味していました。
したがって勝つことのみが追求されました。
しかし現在では、勝ちと共に負けを味合うところに武道のよさがあるように思われます。
「勝っておごらず、負けて腐らず」
と言われるように、勝ったときはともかく、負けた時にこそ進化が問われるのです。
どうやって克服し乗り越えていくかが肝要で、それを経験することは、
勉強では得られない大切な人生経験のひとつだと信じます。